今日25日(土)も九州や四国で気温が上がり、最高気温が30℃以上の真夏日の所がありました。明日26日以降も暑く、ムシムシ感も増すでしょう。湿度が高くなると熱中症のリスクがより高まりますので、十分に注意してください。

九州や四国では真夏日

今日25日(土)は、日本海に中心を持つ高気圧に覆われて、九州から北海道の広い範囲で日中は晴れました。強い日差しと暖かい空気に包まれ、九州や四国を中心に関東から西では季節先取りの暑さ。13時30分現在、全国で最も気温が上がったのは、熊本県人吉市と宮崎県えびの市の加久藤で32.7℃でした。高知は30.7℃と今年初めての真夏日(最高気温30℃以上)となっています。

13時30分現在の最高気温:札幌12.9℃、仙台21.7℃、東京25.8℃、新潟18.2℃、名古屋27.3℃、大阪26.5℃、高知30.7℃、広島27.3℃、福岡25.4℃、那覇29.0℃です。

来週は蒸し暑い 熱中症に十分に注意

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明日26日以降の気温は?というと、明日26日(日)も関東から九州にかけては25℃以上の所がほとんどで、九州や沖縄では30℃を超える所もあるでしょう。

週明けの27日(月)は、九州の南付近に梅雨前線、日本海には別の前線を伴った低気圧が進むでしょう。雨の降る所が多くなり、気温が30℃を超えるような所はなさそうです。29日(水)にかけて雨の降る所が多く、湿度も高くなるでしょう。気温が同じなら湿度が高い方が、体から熱が逃げにくくなるため、熱中症のリスクが高まります。数字だけを見て、安心せずに風通しの良い服装を選び、こまめに水分を補給するなど、熱中症対策を忘れないようにしましょう。

30日(木)になると天気が回復して晴れる所が多くなり、気温も30℃近くまで上がる所も増えそうです。気温の変化も大きくなりますので、体調管理にもご注意ください。

熱中症を引き起こす条件

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熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。

1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。

2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。

3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。