現地29日、スペイン/マドリードで開催されているムチュア・マドリード・オープンで男子シングルス3回戦が行われ、ラファエル・ナダル(スペイン)がペドロ・カチン(アルゼンチン)を6-1,6-7(5),6-3で破り、同大会で2022年以来初の4回戦進出を決めた。

ATPによると、ナダルは「良い瞬間もあったし、良くない瞬間もあった。だが僕は乗り切る策を見つけた。第3セットではミスが何度かあったが、少し予測不可能なプレイができたし、きっとそれが試合の流れを変えたんだ」と述べた。

試合は37歳のナダルがカチンに押される展開となった。カチンは唯一のツアータイトルをクレー大会である昨年のスイス・オープン・グシュタードで獲得している。だが、第3セットで結果を出したのはレフティのナダルだった。

ナダルは第2セットを落としたが、第3セットでは両サイドへ強力なフォアハンドを繰り出し、3時間4分の激戦を制した。

ナダルは身体のコンディションについて、「楽しんでいる。明日起きた時にどう感じるか見てみる」、「地元でのプレイを日々楽しんでいる。僕にとってそれがすべてだ。夢を持ち続けられるように頑張っている。明日も夢を持ち続けるだろう。この素晴らしい観客の前でプレイを続けるためにね。僕にとってそれがすべてなんだ」と語った。

同大会での成績を59勝14敗に伸ばしたナダルは、同大会10連続での準々決勝進出を目指し、次戦でイジー・レヘチカ(チェコ)と対戦する。

(コメント引用元:https://www.atptour.com/en/news/nadal-cachin-madrid-2024-monday)