東武鉄道の「9000系」車両(写真:Yuji Shibasaki / PIXTA)

東武鉄道は30日、2024年度鉄道事業設備投資計画を発表。東上線の「9000系」に言及し、新型車両への代替更新を計画していると明らかにしました。

東武東上線は池袋〜寄居駅間75kmを結ぶ通勤・通学路線。車両は東京メトロ副都心線や東急東横線などにも乗り入れています。

9000系は1980年代に登場した形式です。東京メトロ有楽町線への乗り入れを視野に入れて設計されたオールステンレス車両で、2006年からは副都心線への直通運転に対応するための改造工事も行われています。

新型車両の開発はこの9000系車両(9050型も含む)の置き換えが目的。2024年度は設計業務を行います。東武鉄道広報部によれば、具体的な導入時期や置き換え完了の時期、形式名については未定。また現時点では9000系同様、相鉄線への乗り入れについては計画がないということです。