現地4月30日、ロサンゼルス・エンジェルスに激震が走った。フィラデルフィア・フィリーズ戦の前にマイク・トラウトが報道陣の前に登場し、左膝半月板損傷で長期離脱すると明かしたのだ。近日中に手術を行なう予定で、復帰時期は未定だという。
【動画】トラウトは涙をこらえながら、報道陣に膝の負傷を説明した

 近年は毎年のように怪我が続き、この3年は満足にシーズンを戦えなかった。迎えた今シーズンは29試合出場とほぼフル稼働し、MLBトップタイの10本塁打をマーク。調子の上がらないチームのなかで、孤軍奮闘していた。

 そんな主砲が長期欠場となり、エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』も落胆。「残念なことに、トラウトが手術を必要としていると語った。この一報に壊滅的な大打撃を受けてしまった」と衝撃ぶりを綴っている。

「エンジェルスは組織としても、チームとしてもあらゆる欠点を抱えているが、ひとつの真実が残っている。トラウトがラインアップにいれば、つねに勝つチャンスがあるということだ。彼は10年以上もの間、球界でも最高の選手だった」と記しながら、一方で近年の怪我の多さを指摘。「悲しいかな、悪いニュースは今年も止まらなかった。バットが好調で素晴らしいスタートを切っていたが、また負傷してしまった」と肩を落とした。
  それでも何とか光明を探し続けた。「エンジェルスのファンは頭をぶつける壁を探しているが、その前に明るい兆しを指摘したい。一般的にほかの膝の手術と比べ、半月板損傷は復帰までのタイムラインが短い。重症度は明らかになっていないが、シーズン中の復帰が見込まれている。これはかなりのプラスだ」と、シーズン全休を避けられる点に希望を見出した。

 アンソニー・レンドーンに続いてトラウトも故障離脱したため、エンジェルスはシカゴ・ホワイトソックスから戦力外となったベテラン外野手ケビン・ピラーを急遽獲得。しかし、トラウトが抜けた穴はチーム全員で埋めなければいけない。絶望的な状況のなか、残された選手たちが奮起できるのか注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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