特別番組「『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』ABEMA特番」が、ABEMAアニメチャンネルにて5月12日に独占放送され、ザガン役の小林裕介、ネフィ役の市ノ瀬加那、シャスティル役の菱川花菜、フォル役の美坂朱音らメインキャスト陣が出演した。

「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?」(略称、まどめ)は、悪の魔術師として人々におそれられている孤独な魔術師のザガンが、悪友に誘われて参加した闇のオークションの会場で、エルフの少女のネフィにひと目ぼれし、彼女を城へ連れ帰ったことから始まる、異世界ファンタジーラブコメディで、今回の特番では、ABEMAで先行配信された第7話までのふり返りトークが行われ、キャストが選んだ名シーンとともにアフレコ裏話や役作りなど大いに盛りあがったのに加えて、「まどめキャストをどう愛でればいい?」と題したコーナーでは、4人が自身の愛でポイントを発表した。

■キャストが選ぶ第7話までの名シーン

「まどめ」第7話までを、キャスト陣が選んだ名シーンとともにふり返るトークでは、小林と市ノ瀬が選んだ第2話の「トマトをフォークで刺せないザガン」のシーンが流れる。トマトを食べさせあう、初々しいザガンとネフィに、市ノ瀬は「食べさせあいっこしているのが、本当に“ムズキュン”っていうワードがピッタリで、このシーンは思春期の初デートをイメージして演じました」と役作りを披露すると、小林は「ザガンがフォークで刺そうとしてるシーンでアドリブを入れてくださいって言われた時に、隣に座ってたマニュエラ役の伊藤彩沙が笑ってくれて。関西出身の人に笑ってもらえた!って、すごくはげみになってうれしかったんです。アドリブやる時、もうちょっとおもしろくしていいよってよく言われていて、“おもしろいってなんだろう”ってあれこれ考えながらやることが多かったから」と裏話を語る。

加えて、菱川が「ずっと原作を読んだ時から、ここ、アニメで見たいなと思っていたシーン」と語る、第5話でのネフィ、シャスティル、マニュエラが友情を確かめあうシーンや、美坂が、第7話からのアフレコの参加ということもあり、「みんな敵だ! やったるでぇ〜!」とウォルフォレと同じ心境で演じたという、ウォルフォレ初登場シーンなどの名シーンをふり返る。

そして、第6話「ザガンがネフィにひざまずいて思いを伝えるシーンからのタイトルコール」では、選んだ小林が、ザガンによる“タイトル回収”へのこだわりを披露。ザガンがネフィに「奴隷でも、使用人でも、弟子でもない関係になりたい」と不器用ながらも思いを伝えつつ、タジタジになりながら「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?」と心のなかでつぶやくこのシーンでは、小林が「主従の関係から、そうじゃない関係になって、ようやくここからスタート地点に立ったような、作品がここから始まるっていうところにタイトルコールがくるのが、すごくエモい!」と魅力を語る。

一方で、ここのタイトルコールは何度もリテイクしたことを明かし、「“どう愛でればいい?”って(音を)あげて、はてなマークを立てたいって言われたんだけど、ただ、ザガンがそれをやるとめっちゃかわいくなるな。どうやったらザガンっぽくきめられるかなって、何回も挑戦した、すごく思い出に残っているシーンです」とこだわりを語った。

■番組の後半には

また番組の後半には、キャスト同士により理解を深めてもらうべく、自身の夢中になっていることや、性格の特徴など、ふたつの愛で自分の推しポイントを発表する「まどめキャストをどう愛でればいい?」と題したコーナーを。小林が特技の「腹話術」を披露したり、市ノ瀬と美坂がペットへの“うちの子愛”を語ったりと愛でポイントを語っていくなか、菱川が最近ハマったという「プロレス」について熱弁した際には、「みんなを沼に引きずりこみたい」と誘うも、3人からスルーされてしまい、あっけなく散り、撃沈する菱川にスタジオは笑いに包まれる。

そして和気あいあいとトークをくり広げ、あっという間に番組は終了時間になり、最後に小林が「8話以降、フォルをはじめ、新キャラクターもどんどん出てくるので、ストーリー展開がどんどん変わってまいります。壮大さが増していくのをぜひ見ていただきたいです!」と今後の見どころを語り、番組を締めくくった。