コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、津夏なつなさんの4コマ漫画「特別な日」を紹介する。

作者である津夏なつなさんはX(旧Twitter)にて「4コマ漫画1000本ノック」に挑戦中。本作を4月20日に投稿したところ、8,700件を超える「いいね」が寄せられた。本記事では津夏さんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。

■上司が仕事の途中で帰宅する理由とは…
男性が外周りの仕事中、上司の課長から電話で「悪いんだけど今日は先にあがらせてもらうな」と言われてしまう。まだ仕事がたくさん残っていたため引き留めるも、「本当すまん明日やるから…」「今日は妻の誕生日でな」と押し切られてしまった。

仕事を終え、部下の男性はイライラして帰路につく。すると偶然、帰宅する課長の姿を見かけた。課長のようすを見たとたん、男性のイライラした気持ちはスッとなくなったのだった…

作者である津夏なつなさんが本作をX(旧Twitter)に投稿したところ、「良いなぁ、良い…」「これなら許せる」「仕事より家族ですよ」「課長が可愛く見えてくる、、、何この現象」「そんな姿見せられたら怒れない」などのコメントが寄せられている。

■「読んでくれる方たちがいて、笑ってくれる方たちがいて、今ではとても大切な趣味」作者・津夏なつなさんが4コマ漫画1000本ノックを始めたきっかけとは…
――「特別な日」を創作したきっかけや理由があればお教えください。

これは私の実体験を元に描きました。電話ごしで話している時はイライラしてしまうことが多いのですが、家族のためにケーキを抱えて帰っていく上司の姿を見かけたら、「まぁいいか、今日くらい」と思えました。自分にとって苦手な人でも、その人のドラマがあり、家族があると思うと、憎む気持ちも和らいじゃうのかなと思います。

――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。

家族の為にニコニコ顔で帰る上司の可愛さです!このおじさんをカワイイと感じて欲しくて描きました(笑)

――X(旧Twitter)では「4コマ漫画1000本ノック」に挑戦していらっしゃいますが、始めたきっかけや理由があればお教えください。

これまでの私が休日にすることといえば、ゲームや漫画を読んだり遊びに出かけたりと消費するばかりでしたので、なにか生産性のある趣味が欲しいと思い立ったのがきっかけです。無駄に過ぎてしまう日々に勿体なさを感じ、毎日何か残していけたらと思い、一日一本4コマ漫画を描こうと思いました。こんな素人の私が描いた4コマ漫画でも、SNSにあげれば読んでくれる方たちがいて、笑ってくれる方たちがいて、今ではとても大切な趣味になりました。

――4コマ漫画1000本ノックは後半を迎えておりますが、1000本描くうえで大変だったことや嬉しかったことがあればお教えください。

始めは気楽な気持ちで描いていましたが、徐々に読んでくれる方が増えてくると、期待に応えたいという気持ちが強まってきました。それがプレッシャーになり、描くペースを鈍らせることもありましたが、同時に大きなモチベーションにもなりました。

いつも多くの方々からたくさんのリプライを寄せて頂き、その一つ一つが原動力となっています。「4コマでこんなに笑ったの初めて」「4コマを読んで少し元気になれた」「世界平和っていうのは大げさじゃなく、本当にその一端を担っていると思います」そんな言葉を貰えた事が何よりも嬉しかったです。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

私の4コマで皆さんを楽しませたいですし、私自身も楽しんで描いています!皆さんがふと思い出してSNSを覗いた時に、いつでもそこにいる存在になりたいと思ってます。たまにでいいので読んで下さい!良かったらツッコミに来てください(笑)