小池栄子と仲野太賀がW主演を務めるドラマ「新宿野戦病院」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系※初回は夜10:00-11:09)の第1話が7月3日(水)に放送される。

■宮藤官九郎オリジナル脚本の“救急医療”エンターテインメント

同ドラマは、「不適切にもほどがある!」(2024年)などを手掛けた宮藤官九郎による完全オリジナル脚本。フジテレビにおける宮藤のオリジナル脚本は「ロケット・ボーイ」(2001年)以来、23年振りとなる。

新宿・歌舞伎町にたたずむ病院「聖まごころ病院」を舞台に、ホストやキャバ嬢、ホームレス、トー横キッズ、外国人難民などさまざまなバックボーンを持つ“ワケあり”な登場人物たちが交錯する社会の構図をテーマとし、官九郎節ともいえるときにユーモアを織り交ぜながら、さまざまな悩みや問題を抱えながらも人生を強く生きる人たち・仲間・家族を通して、「命」の尊さを投げかける新たな救急医療エンターテインメント。

小池はアメリカ育ちの元軍医、ヨウコ・ニシ・フリーマン、仲野は美容皮膚科医の高峰享を演じる。また、NPO法人「Not Alone」の新宿エリア代表、南舞役で橋本愛、新宿・歌舞伎町にある交番の地域課に勤務する巡査・岡本勇太役で濱田岳らが出演する。

■「新宿野戦病院」第1話あらすじ

第1話は――

ここは新宿歌舞伎町。NPO法人「Not Alone」の新宿エリア代表の舞が海外向けに歌舞伎町の魅力をアピールする動画を撮影していると、泥酔している女性と遭遇する。

歌舞伎町の路地にひっそりと建つ「聖まごころ病院」には、美容皮膚科医・享をはじめ、個性豊かな医師たちが働いている。そこへ外科医不在の中、他病院での受け入れ拒否により、額から流血しているホストのマモルがやってくる。さらに急性アルコール中毒で、先ほどの泥酔女性・ヨウコと付き添いの舞も同じくして病院に搬送されてきた。

マモルは無事処置が終わり、ヨウコは翌朝診療費を払わず帰っていたが、後日再度病院に訪れる。彼女は海外医師免許があり、元アメリカ軍医として働いていたという。しかし、日本での医師免許がないため医療行為をすることができなかった。

そんな中、舞から病院に電話が入る。銃で撃たれ出血している男性・ムハマドを処置してほしいと懇願するが、享は外科がいないので対応できないと拒否。しかし難民申請が通っていないムハマドは他の病院行くとそのまま強制送還されてしまう旨を舞が伝える。そのムハマド達の様子を見ていたヨウコは彼を抱え、聖まごころ病院へ連れていく。動揺している病院の医師たちを横目に、ヨウコは処置を進める。

――という物語が描かれる。

■「予告だけで面白いw」と反響

公式ホームページなどで公開されている予告動画は、サザンオールスターズの主題歌とともに「armyって軍人!?」と驚く享の姿が映し出される。

また「外国人、未成年者、分け隔てなく受け入れる病院はうちくらいなんです」という『聖まごころ』病院の説明のあと、ピストルで撃たれたという患者が運ばれてくる。処置を行おうとしない医師たちに痺れを切らした、ヨウコが「なんしょん!? 止血が先!」と処置を開始。そんなヨウコに「なんかすっごい怒られた!」と声を上げる享。

最後には処置中に「あっ…」と声を出すヨウコに「あっ…て言うのやめて、不安になる!」と享が訴える場面も。

第1話を放送を前に、SNS上では「クドカン脚本楽しみ!」「キャストも主題歌も豪華すぎ!」「予告だけで面白いw」「歌舞伎町が舞台なの気になる」「小池さんの『あっ…』が好きすぎるw」などの声が上がり、話題となっている。