来季の優勝争いも厳しいものになるとの予想も

今季こそタイトル獲得をと考えていたことだろう。チームタイトルとなかなか縁のなかったFWハリー・ケインは、昨夏にバイエルン移籍を決断した。

しかし、バイエルン1年目はレヴァークーゼンにリーグタイトルを奪われてしまった。バイエルンの方は指揮官トーマス・トゥヘルの退任も決まっていて、来季より新たなスタートを切ることになる。

ケイン自身はブンデスリーガで35ゴール8アシストと圧巻の成績を残しているだけに、これでリーグ制覇に届かなかったのは気の毒ではある。『OLBG』にて、元ドイツ代表選手のマルクス・バッベル氏もケインのことを嘆いており、来季もレヴァークーゼンの強さは落ちないはずだと展望を語っている。

「ブンデスリーガを逃したケインのことを悲しく思う。ケインにとってはとても悲しいことだが、彼自身は非常に多くのゴールを決め、バイエルンで素晴らしいプレイをしている」

「しかし来季のブンデスリーガ優勝争いという点においては、レヴァークーゼンがもっと強くなると思うし、再びタイトルを獲得すると確信している。今のレヴァークーゼンには勢いがあり、指揮官シャビ・アロンソも残るのだろう。バイエルンにとっては非常に困難な戦いになるだろう」

現時点で組織力はレヴァークーゼンの方が数段上と見ていい。バイエルンは新指揮官のプランを浸透させるところから始める必要があり、完成されているレヴァークーゼンを崩すのは容易ではないだろう。果たしてケインは2年目の来季にリーグタイトルを獲得できるのか。想定とは少し異なるブンデスリーガでのスタートとなっている。