5大リーグ全てを経験してきた若きアタッカー
アヤックスやバルセロナで長く活躍し、オランダ代表でも通算40ゴールを決めてきた偉大なる父と比較されるのは苦しいかもしれない。
元オランダ代表FWパトリック・クライファート氏の息子であるFWジャスティン・クライファートは、これまで欧州各地を転々とするキャリアを歩んできた。
10代からアヤックスでインパクトを残したのは見事だったが、その後のステップアップが思うように進まなかった。ジャスティンは24歳にしてローマ、ライプツィヒ、OGCニース、バレンシア、そして現在所属するボーンマスと、欧州5大リーグ全てを経験している。
思い描いたキャリアとは異なるかもしれないが、ジャスティンは今季ボーンマスでリーグ戦7ゴールを記録。プレミアリーグでの通算得点数では、父のパトリックを超えた。父のパトリックはニューカッスルでプレイしていた時期があり、プレミアリーグでは6ゴールしか奪っていない。
小さな記録かもしれないが、ジャスティンは胸を張る。
「それは僕にとって大きな意味がある。クラブにとっても僕自身にとっても特別だよ。父を超えることができた。それはとても嬉しいよ」(オランダ『Voetbal Primeur』より)。
ここまでのプレミア7得点という数字は悪くない。オランダ代表では2018年以降プレイ出来ていないが、まずは1つのクラブで継続的に結果を出す必要がある。今季ボーンマスではその一歩を踏み出せていると言えるはずで、年齢的にもまだまだオランダ代表入りを狙える若さだ。