昨季からの魔法は切れてしまったのか

28日に行われたボーンマス戦を0-3で落としてしまったブライトン。昨季はプレミアリーグで6位に入り、今季はヨーロッパリーグ決勝トーナメントを戦うなど指揮官ロベルト・デ・ゼルビの下で充実の日々を過ごしていたのだが、ここ最近は結果が出ない。

昨夏にMFモイセス・カイセド、アレクシス・マクアリスターがそれぞれチェルシーとリヴァプールに引き抜かれ、最終ラインの重要戦力だったDFリーヴァイ・コルウィルも所属元のチェルシーへ戻るなど、主力が抜けてしまった影響があるのは確かだ。

そこに加えて崩しのキーマンであるFW三笘薫も怪我で離脱していて、デ・ゼルビもチーム構築が難しくなっているのだろう。

何よりの問題は、とにかくアウェイゲームに弱い。今回0-3で敗れたボーンマス戦もアウェイゲームで、リーグ戦では直近12試合のアウェイゲームで白星が1つしかないのだ。それも降格が決まったシェフィールド・ユナイテッド相手に奪った白星1つだけで、他は4分7敗とかなり苦しい状況だ。

順位は12位まで後退していて、早々に上位争いから漏れてしまった。三笘にもバルセロナなどビッグクラブ移籍の噂もあり、指揮官デ・ゼルビの引き抜き話も継続中だ。昨季の奮闘は見事だったが、今夏にもブライトンは1つの正念場を迎えることになりそうだ。