左サイドを崩す驚異の2人

ここまで全コンペティション通して無敗を維持し、すでにブンデスリーガ制覇を決めているレヴァークーゼン。

彼らの流れるような攻撃は見る者を魅了しているが、その中でも特長的なのが左サイドの崩しだ。ここは崩しの中心となっているMFフロリアン・ヴィルツに加え、左サイドからウイングバックのアレハンドロ・グリマルドが駆け上がってくる。

ヴィルツはピッチのあらゆるところに顔を出す選手ではあるが、それでも左サイドからの崩しが中心だ。ヴィルツはここまでリーグ戦で11アシスト、ヨーロッパリーグで4アシスト、DFBポカールで4アシストの合計19アシストを記録。

グリマルドはリーグ戦で14アシスト、ELで2アシスト、DFBポカールで1アシストの計17アシストを記録しており、『SCORE90』によれば今季ここまで欧州5大リーグでプレイする選手の中ではアシスト数1位&2位のコンビとなっている。

この左サイドから33のアシストが生まれているのは驚異的で、ヴィルツ&グリマルドのコンビを抑えるのはかなり難しい。崩しの切り札としては、今季最高のコンビと言ってもよさそうだ。