決定機を外すシーンも目立つ

リーグ戦33試合を消化して6位につけているレアル・ソシエダだが、物足りない点があるとすれば得点力だ。ここまで46ゴールに留まっていて、上位を目指すにはもう少し得点力が欲しいところ。

悩ましいのがセンターフォワードの現状だ。2022年の夏には2000万ユーロの資金を投じてナイジェリア代表FWウマル・サディクの獲得を実現したのだが、サディクは移籍早々に前十字靭帯断裂の大怪我を負ってしまって長期離脱することに。

結局昨季は370分間しか出場できず、復帰した今季も全コンペティション36試合に出場して3ゴールしか決められていない。スペイン『Estadio Deportivo』はソシエダ側がサディクの売却を検討していると伝えており、ここまでの結果は到底納得できないものだろう。

また昨夏にはライプツィヒからFWアンドレ・シウバをレンタルで加えたが、シウバもリーグ戦で2ゴールのみと期待に応えられていない。

来季へ向けて攻撃陣の再編は絶対の課題で、2000万ユーロを投じたサディクがヒットしなかったのは痛手だった。