今季ここまで2部最多となる90ゴールを記録

ブライトンは、今季終了後に指揮官ロベルト・デ・ゼルビが引き抜かれる可能性がある。

クラブもそれに備えて後任候補のリストアップに動いているようだが、その1人に挙げられるのがイプスウィッチ・タウンを指揮する37歳のキーラン・マッケナだ。

マンチェスター・ユナイテッドでアシスタントコーチも務めていたマッケナは、2021年の冬からイプスウィッチ・タウンの指揮官を務めている。37歳と若いマッケナは経験不足な印象もあるが、マッケナがイプスウィッチ・タウンで展開しているフットボールはなかなかに面白いと評判だ。

まずマッケナ就任当初、イプスウィッチ・タウンはイングランド3部相当となるリーグ1に所属していた。そこで昨季は46試合で101ゴールを奪うなど攻撃陣が爆発し、2位に入って2部昇格を決めた。

2部でもマッケナ率いるイプスウィッチ・タウンの勢いは止まらず、今季ここまでリーグ最多となる90ゴールを奪って2位につけている。失点が57もあるのは少し多すぎるが、攻撃的なサッカーを好むマッケナは確かに面白い選択肢となるかもしれない。

英『The Guardian』は、このままイプスウィッチ・タウンがプレミアに昇格するかどうかに関わらず、マッケナにオファーを出す可能性が高いと伝えている。グレアム・ポッター、デ・ゼルビと指揮官招聘でヒットを続けるブライトンだが、プレミアリーグでの指揮経験がないマッケナに目をつけるあたりは面白い。

同メディアはマッケナを「イングランドサッカー界で最も聡明な青年監督の1人」と評していて、イングランドでは思うように指揮官の育成が進んでいない現状がある。マッケナがプレミアリーグでも成功を収められれば理想的だが、37歳の青年監督は今夏どのような決断を下すのか。