49戦無敗中

シャビ・アロンソ率いるレヴァークーゼンは今シーズン、新たな歴史を作ろうとしている。

ブンデス11連覇中のバイエルンの時代に終止符を打ち、悲願の初優勝を飾ったレヴァークーゼン。その勢いは未だに衰えない。EL準決勝2ndレグのローマ戦、劇的ゴールで2-2の引き分けに持ち込んだレヴァークーゼンは現在49戦無敗中。これはベンフィカの持っていた欧州での無敗記録を59年ぶりに更新する大記録となった。

ELのタイトル、そしてDFBポカール決勝を残すレヴァークーゼンは無敗の3冠という偉業を残しており、英『BBC』もこの大記録に注目している。

現在49試合中40勝を飾っているレヴァークーゼン。この大記録を更新し続ける1つの要因が、今回のローマ戦のような終了間際の劇的ゴールだ。この試合でも90分+7分にヨシプ・スタニシッチが劇的ゴールを決めたように、今季のレヴァークーゼンは最後の最後で勝利を収めたり、負けを回避することが多い。同メディアによると、49試合のうち90分以降に決めた得点は「17点」となり。これはリヴァプールと並ぶ欧州最多記録となったようだ。

ギリギリのところで勝ち点をものにし、49戦無敗を続けるという漫画のようなストーリーを今季のレヴァークーゼンは見せているが、バイエルンやマンチェスター・ユナイテッドでプレイした経験を持つオーウェン・ハーグリーヴス氏は驚きを隠せないようだ。

「本当におとぎ話みたいだ。本当に特別なことだ。このようなことはめったに起こらないが、エリートレベルでそれを成し遂げることは信じられないことだ。 私は彼らが無敗で行くと思っている。運命というものもある。私は、レヴァークーゼンが無敗でいることが運命だと信じている」(『TNT Sports』より)

今シーズンの欧州サッカーの大きな話題となっているレヴァークーゼン。今シーズンの残す試合はあと4試合だ。無敗での3冠を達成すれば、フットボール史に残る伝説のチームとなるだろう。この偉業を達成できるのか、残り4試合から目が離せない。