今季セリエAではチームトップタイの13ゴールを記録

去就が注目されるチェルシーFWロメル・ルカクだが、今夏に恩師であるアントニオ・コンテ監督と再会する可能性がある。

イタリア『CalcioNapoli24』によると、セリエAのナポリは今夏の移籍市場で、現在チェルシーからASローマにレンタル移籍しているFWルカクの獲得を検討しているという。ナポリ側は完全移籍での獲得ではなく、あくまでレンタルでの獲得を目指しているようだ。

23-24シーズンはチェルシーからローマへとレンタル移籍し、イタリアでプレイしたルカク。今季のセリエAでは32試合でチームトップタイの13ゴールを記録するなど、活躍は見せたものの、ローマ側は買い取る意思はなく、チェルシーへ復帰することに。しかし、チェルシー側もルカクは戦力外としており、今夏での売却の意思が強くなっている。

そんなルカクを欲しているのが、コンテ新監督率いるナポリだ。エースストライカーであるヴィクター・オシムヘンの去就が不透明な中、同監督はポストプレイを得意とし、深みを与えることができる屈強なストライカーの獲得を望んでいるという。

また同メディアによると、ルカクに対してはサウジアラビアのクラブも関心を示しており、同選手も同国への移籍をある程度許容しているとのこと。しかし、ルカクの第一希望はあくまでも2シーズンに渡って共闘した恩師であるコンテ監督の下でプレイすることであり、ナポリ移籍の機会を探っているという。

コンテ監督の下では公式戦95試合で64ゴールと驚異的な活躍を見せているルカクだが、果たして移籍を実現させ、再起を図るのか。今後の動向から目が離せない。