栃木県が宇都宮市に整備を検討している「文化と知」の創造拠点についてどんな施設にしたいか、県民から意見をもらうためのワークショップが4月27日、栃木県庁で開かれました。

ワークショップは、一般向けと高校生・大学生向けに分けて行われ、合わせて36人が参加しました。

栃木県は、施設の老朽化などを理由に宇都宮市中戸祭1丁目の県体育館の跡地に県立美術館、図書館、それに文書館を一体整備するため、構想の策定を進めていて先月(3月)、中間案でそれぞれの施設で別々のスペースを維持しながら一部を共用する合築の形で整備する方針を示しています。

参加者は、まず県庁の敷地内にある文書館を見学し、通常は公開されていない、豊臣秀吉が当時の佐野の大名にあてた、夏服をもらい受けた事へのお礼の手紙など貴重な歴史資料に触れました。

その後3つのグループに分かれて新しく整備する拠点に必要な機能やしてみたい活動などについて意見を出し合いました。

この中で、高校生や大学生からは「撮影スポットがほしい」や「イベントステージがあった方がいい」など若者ならではの様々な声が上がりました。

栃木県は、ワークショップで出た意見などを踏まえ8月以降に構想案をまとめ年内にも構想を策定する予定です。