4月30日未明、栃木県那須塩原市の東北自動車道下り線で、高速バスが停車していた別の高速バスに追突する事故があり、乗客合わせて5人が病院に搬送されました。このうち2人に骨折の疑いがあるということです。

事故があったのは30日午前2時50分ごろで、警察によりますと追突したバスは東京から福島に向かう途中で乗客と運転手、合わせて38人が乗っていました。このうち20代の男性が左足骨折の疑いで、20代の女性2名がむちうちと首を打った疑いで病院に運ばれました。

追突されたバスは東京を出発後、宮城県仙台市に向かっていて、合わせて41人が乗っていました。このうち20代の女性がこしの骨を折った疑いで、別の20代の女性も顔を打って病院に搬送されました。

追突されたバスは、エンジンの故障で路肩にはみ出して停車中で、運転手は「ハンドルがきかなくなってしまい、やむを得ず路肩に停めた」と話しているということです。

一方、追突したバスの運転手は「停車車両がいると思わなかった」「ハンドルを右に切ったが間に合わなかった」と話しているということです。警察が事故のくわしい原因を調べています。