高齢者を交通事故や犯罪から守ろうと、今市警察署で5月7日に地域での訪問指導を行うアドバイザーの委嘱式が行われました。

 「高齢者交通安全等アドバイザー」は高齢者が事故や犯罪に巻き込まれるのを未然に防ぐため、地域の人たちが高齢者の家に訪問して指導を行う取り組みです。地域住民により近い目線で高齢者に対して交通安全や防犯に関するアドバイスをするために10年ほど前から栃木県内各地で行われています。

 今市警察署で5月7日に行われた委嘱式には、今年度のアドバイザーとなった8人のうち5人が出席し、今市警察署の中里陽次署長から委嘱状を受け取りました。

 つづけて、アドバイザーたちは近年手口が複雑化している特殊詐欺についてより理解を深めるための講習を受けました。

 さらに今回は自動車を運転している時の視界を再現する装置も使い、運転中に潜む危険を予想するトレーニングも行いました。アドバイザーたちはさまざまな道路状況での事故を体験し、交通安全への意識をより一層高めていました。