愛知県長久手市のジブリパークに3月にオープンする新エリア「魔女の谷」が28日、報道陣に公開されました。注目はパーク初登場の『アトラクション』です。 「魔女の谷」は、ジブリの作品に登場する魔女の世界をテーマにしていて、ヨーロッパ風の街並みが広がります。

 一際目立つのは、高さ約20mの「ハウルの城」です。色々な所から湯気が出ていて、動く城のイメージを見事に再現しています。

 城の中に入ってみると、“魔法語”で書かれた本が置いてあり、解読するための木の板も用意されていました。

 魔女の代表作ともいえる『魔女の宅急便』の主人公・キキが修行中に暮らしていたグーチョキパン屋もあります。

 中には、キキが練習していた箒や、作品に出てくるラジオも置いてあり、実際に曲も流れていました。

 さらに、キキが生まれ育った「オキノ邸」を訪れると、ジブリパークの制作を指揮する宮崎吾朗監督が…。 吾朗監督: 「この部屋は本当に素敵ですよね。午後になると窓から日が差してくるんですよ。そうするとものすごく綺麗で。木の家ってやっぱり木材が乾燥したりして、割れたりゆがんだりってことが多いんです。最初の何年かはそれを少しずつ修正していくと、だんだん調子がよくなっていくものなんです」

 魔女の谷の注目施設は、ジブリパークに初めて登場する『アトラクション』です。  カラフルなメリーゴーランドは「年に一度、村にやってくる移動遊園地」をイメージしていて、『もののけ姫』に登場するヤックルなど、ジブリの作品に登場する動物やキャラクターに乗ることができます。

 このほか『天空の城ラピュタ』などをイメージしたフライングマシンもあり、子供と付き添いの大人も一緒に楽しめます。

 これでジブリパークの全てのエリアが完成します。新エリア「魔女の谷」は3月16日にオープンします。