岐阜県美濃加茂市の市議会の副議長が2024年4月3日、姉妹都市であるオーストラリア・ダボ市の一行が市を訪れた際の酒席で、市長の娘の下腹部にカラオケのマイクを近づける不適切な行為をしていました。 永田徳男副議長: 「私としては非常に憤りを感じているのが正直なところでございます」  8日午後、取材に対して「憤りを感じている」と語ったのは、岐阜県美濃加茂市議会の永田徳男副議長(71)です。酒の席で、女性の下腹部にカラオケのマイクを近づける不適切な行為をしていました。

 相手の女性は、姉妹都市の市長の娘です。4月3日、姉妹都市であるオーストラリア・ダボ市のマシュー・ディカーソン市長らが美濃加茂市を訪れた日の夜に起きました。

 歓迎会の2次会で、永田副議長は市長らとともに市内のスナック店を訪れました。

 カラオケを歌った際、ディカーソン市長の21歳の娘に対し、下腹部にマイクを近づける行為をしたといいます。

 同席した別の市議が動画を撮影していたことでこの問題が発覚しましたが、セクハラともとれるこの行為について、永田副議長は…。 永田徳男副議長: 「アルコールを飲んでいましたので、ロックンロールですので、こういう風にやっていたと思うんです。それがこういう風になっちゃったのかなという感じがします」

 酒に酔っていて足もとがふらついただけで、わざとではないと主張しました。 永田徳男副議長: 「私としては、そのような思いと、そのような(セクハラ)行為は一切なかったと思っています」 Q.結構酒を飲んでいて記憶がないところも? 永田徳男副議長: 「非常に恥ずかしいと思っています。(記憶が)分からないようなところまでアルコールを飲んでしまう自分は、それはいけないと思います。言い訳にもなりますが、今はお酒は一滴も飲んでおりません」  酒に酔っていたことを深く反省しているものの、一貫して意図的な行為ではないと主張。しかし、実際に動画を見た藤井市長は…。

藤井浩人市長: 「客観的にはどう評価が分かれるかわかりませんが、私は『よろけて』というような感じではなかったのかなと思っています。その動画を確認した中で、私としては謝罪に値すると判断しました」  藤井市長はディカーソン市長宛にメールで謝罪しましたが、返信はないといいます。市議会は9日、議員を集めた協議会を開いて対応を検討する予定です。