岐阜県瑞浪市で、リニアの工事が原因とみられる井戸水などの水位の低下があった問題で、県は沿線の市や町と情報共有を進めることを確認しました。  瑞浪市は2024年2月、JR東海から水位の低下について報告を受けていましたが、県が問題を把握したのは5月に入ってからで、古田知事はJRの対応を遺憾と述べていました。  これを受けて県は22日、リニア沿線の7つの市や町の市長らを集めた情報交換会を開き、今後互いの連携を強化することを確認したということです。  会議後、瑞浪市の水野光二市長は「JRから県にも報告があると思っていた」としたうえで、「当初はここまで影響が大きくなると思っていなかった」と釈明しました。  JR東海の丹羽俊介社長は22日の会見で「岐阜県との情報共有に至らない点があり、改善していきたい」と話しました。