ミュージシャンのGACKTが13日、自身の「X」(旧ツイッター)を更新。〝ヒップホップ禁止令〟に意見を述べた。

 一部報道によると、都内の中学校のダンス部で昨年、ヒップホップダンスが禁止され、生徒や保護者が教育委員会に抗議文書を提出する事態となっている。

 GACKTは「ヒップホップが禁止って。全くもって理解に苦しむ」と批判した。

 さらに「何でよくわからん偏った大人の尺度で子供たちを縛るのか?」と提起し「そもそもダンスは自分の表現のためのもの。表現することに縛りをつけるのが教育と呼べるのだろうか?それはまるで、絵を描きたい子に絵の具はダメだ!墨だけ使え!と言っているようなもの」と例えた。

 また「自分たちが表現したいモノ、やりたいことがそこにあるなら思う存分やらせた上で、そこから道を選ばせたらいい。最初から表現することに縛りをつけてどうするんだ?」と投げかけ「今の日本を象徴しているかのような歪んだ教育の末路とも言える。この学校を選んだ子供たちがアンラッキーとしか言えない」と思いをつづった。

 最後に「この学校には理想の子供像、教育像がすでに確立していて、そこからハミ出すことは許されないんだろうか」とし「うーん、昔、アメリカでも『ヘビメタは聞くな!』と学校が禁止した途端に、多くの生徒が教室でヘッドバンキングをやめなかった話を思い出した」と投稿した。