元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏(87)が、米プロバスケットボールNBAレイカーズの八村塁(26)が今夏のパリ五輪に出場する意思を示していることを〝ポロリ〟した。

 文化勲章を受章した川淵氏は23日に東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれた天皇、皇后両陛下主催の春の園遊会に出席。日本テレビがご歓談を生中継して音声が流れる中で、天皇皇后両陛下からサッカーやバスケットボールでの功労を称えられると、川淵氏は米プロバスケットボールNBAのレイカーズで八村が大活躍している様子を説明した。

 その話の流れで「八村塁は五輪にも出たいと言っているのでね…あ、これまだ公に言ってはまずいのかな」と言及。八村は昨夏のW杯でレイカーズでの調整を優先するため日本代表を辞退しており、今回のパリ五輪に向けても代表入りが注目を集めているが、本人はまだ出場の意思に関して明言していない。

 そうした中で川淵氏の発言により、八村のパリ五輪出場の可能性が高まっていることが浮き彫りになった。

 川淵氏は日本サッカー協会会長を務めていた2006年のドイツW杯後の会見で、次期日本代表監督についてイビチャ・オシム氏の名前を口走って大きな話題になった。

 園遊会での八村を巡る〝ポロリ〟も脚光を浴びそうだ。