格闘技イベント「RIZIN.46」(29日、東京・有明アリーナ)の試合前、心不全で死去した大相撲の元横綱でプロレス・格闘技でも活躍した曙太郎さん(享年54)に、追悼の10カウントゴングがささげられた。

 曙さんはRIZIN旗揚げ時の2015年大みそか大会に参戦。03年の大みそか以来、ボブ・サップとシュートボクシングルールで対戦した。曙さんはその後に闘病生活に入り、RIZIN参戦はこの1試合のみとなったが、榊原信行CEOは元横綱の死去にあたり、「旗揚げに出てもらえたことは光栄だし誇りに思っています」などとコメントしていた。

 10カウントゴング時には観衆が起立。曙さんの遺影などはなかったが、関係者紹介の際にはリングアナでタレントのお宮の松が「曙さん、ありがとうございます!」と大声で、元横綱に感謝の意を示した。