西武は29日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)に4―5のサヨナラ負け。3試合連続サヨナラ負けという悪夢の展開でホークス戦をこれでホームと敵地で6戦全敗。借金は最大9となった。

 試合後、松井稼頭央監督(48)は「アブレイユでやられましたからね」と2点リードの9回に守護神が柳田に逆転サヨナラ3ランを浴びたシーンを振り返った。

 攻撃面では4回に中村剛の3号同点ソロで追いつき、5回に金子侑の2号逆転ソロで追い越したが勝てなかった。

 指揮官は「中村にしても金子にしても本当にいい攻撃でした。(光成も)本当に粘り強く投げてくれました」と7回123球2失点の粘投で試合を作ったエースをたたえた。

 この3週間、2勝14敗で連勝がない西武だが落ち込んでいる暇もなく30日も本拠地で日本ハム戦となる。

 そして中3日を空けて再びソフトバンク戦…。

 松井監督は「(6試合のソフトバンク戦は)全部負けていますからね。帰ってからもまだ対戦がありますしね。その前にまた明日から試合(日本ハム戦)もあるので、またしっかり戦っていきたいと思います」と前を向くしかなかった。