格闘技イベント「RIZIN.45」(29日、東京・有明アリーナ)で、金原正徳(41)を下しRIZINフェザー級王座の初防衛を果たした鈴木千裕(24)が、朝倉未来(31)からの〝対戦要求〟に回答した。

 ベテランの金原に強烈なパウンドで、わずか1RでKO勝ち。試合後の会見では「一つ時代が変わったと思う。勝ってうれしいが、俺が見たい景色は、ここじゃねえ。全く満足していない。RIZINを世界のRIZINIに俺が変える」とさらなる進化を宣言した。

 一方で「ABEMA PPV」中継でゲスト解説を務めた未来が、「超RIZIN.3」(7月28日、さいたまスーパーアリーナ)で平本蓮に勝利後として、鈴木との対戦に意欲を見せた。これに鈴木は会見で「(解説は)聞いてなかったですね。解説は誰だかわかってなかった」とした上で、「それは勝っていけば、おのずと開けるんじゃないですか。やりたいじゃなくて、勝てばおのずとできるんで。みんなそこまで上がってくるべき。それぞれ美学はあるけど、勝っていけば誰でも試合ができる」と話した。

 未来からは「試合内容100点、マイクは30点」とも評された。鈴木はこれに「それが天下無双の稲妻ボーイ! いいじゃないですか、勝ったんだから。僕が勝って、『ありがとうございます』じゃ、面白くない。あんたにできるのか、これが?俺しかできないんだよ!」と声を大にしていた。