U―23日本代表MF松木玖生(21=FC東京)が、アジア王者として今夏のパリ五輪に臨むことを誓った。

 大岩ジャパンは1日(日本時間2日)、パリ五輪アジア最終予選を兼ねるU―23アジアカップ決勝のウズベキスタン戦(3日=同4日)に向けて調整を行った。

 準決勝のイラク戦に2―0と快勝して8大会連続の五輪出場を決め、練習後に取材に応じた松木は「『おめでとう』と連絡が来た」と友人から多くの祝福メッセージが届いたという。

 ただ五輪切符は手にしても、今大会で見据えるのはあくまでもアジア王座。「ウズベキスタンは今大会、無失点で来ているので、自分たちがしっかり点を決めて優勝したい」と宣言した。

 さらに「パリにつなげられる試合をしたい。アジアの1位と2位で行くのとは全然別物なので、しっかりアジアを取りきってパリに行きたい」と力説。決勝の結果はタイトルを手にすることに加えて重要な意味を持つ。

 本大会の組み合わせ抽選はすでに行われており、日本は優勝した場合、パラグアイ、マリ、イスラエルと同じD組に、敗れて準優勝の場合は、スペイン、エジプト、ドミニカと同じC組に入る。優勝候補のスペインや、アフリカ予選の比較でマリより上位のエジプトと対戦するC組はできれば避けたいところ。そのため本大会を見据えても勝っておきたい一戦だ。

 今後は五輪代表の最終メンバー入りへサバイバルが始まる。「いま来ているメンバーもすごくレベルが高い選手が多い。でも自分もメンバーに入りたい気持ちが強いので、個人のパフォーマンスもしっかり出していけるようにしたい」とヤル気満々の松木。優勝を決める一撃に期待がかかる。