新日本プロレス4日福岡大会でIWGPタッグ王座戦に臨む王者の「毘沙門」こと後藤洋央紀(44)、YOSHI―HASHI(41)組と挑戦者のKENTA(43)、チェーズ・オーエンズ(34)組が服装で論争を展開した。

 両チームは4月両国で対戦し、毘沙門がベルトを奪取している。前王者組としてリベンジマッチに臨むKENTAはこの日の調印式にラフな服装で出席。ところが「俺も人のこと言える格好で今日来てないけど、ゴトヒロのこのシャツ! これを今の時代に着こなせる人…着こなせているかは別として、これはなかなかいないなと思って。これは油断ならないな、負けられないなって」と、とても光沢のある後藤のシャツをイジり始めた。

 これにYOSHI―HASHIが反応。「この2人がどれだけこの1か月で進化したのかを見たいと思います。そしてやはり記者会見なので。荷物になるかもしれないけど、最低限の服装で来ないといけないというのはこの2人を見て思いました」と逆に挑戦者組のラフな服装を問題視し始める。

 するとKENTAが「待て待て! お前立ってみろ。言えるような格好か?」と要求。YOSHI―HASHIのハーフパンツを見て「子どもかよ!」と鋭いツッコミを入れた。YOSHI―HASHIも譲らず「お前なんてパジャマだろ。休日の一般人か!」と、どっちもどっちの言い合いが展開された。

 KENTAから「偉そうなこと言っていいのはこの格好だけ」と紹介された後藤は「短いスパンではありますけど、何回やっても結果は同じだということを彼らに分からせたいと思います。オーストラリア遠征もこの先決まってますので、ここでこのベルトを落とすわけにはいきません」と決意表明。脱線し続けた調印式をキッチリと締めくくっていた。