苦しむ打線にメスが入った。巨人のオコエ瑠偉外野手(26)とエスタミー・ウレーニャ内野手(24)が2日に登録を抹消された。

 今季から巨人に復帰したウレーニャは4月19日に支配下昇格を果たすと即日一軍登録。打線強化に期待をかけられたが6試合に出場して4打数無安打と結果を残すことができなかった。一方のオコエは18試合に出場して打率2割8分、2打点、2盗塁と一定の成績を残していた。

 ここまで巨人はリーグ5位のチーム打率2割3分3厘と低空飛行が続き、直近10試合で9試合が3得点以下とつながりを欠いた試合展開が頻発。阿部監督は3日から始まる首位・阪神との3連戦(東京ドーム)に向けて「一番いい相手と対戦できるんでね、仕切り直しで行きたいと思います」と再出発を誓っていた。

 ファームでは打率2割9分3厘、6盗塁とアピールを続けている増田大など一軍昇格を虎視眈々と狙う選手が待機中。虎狩りに向けて指揮官は打線にメスを入れていく。