中日は3日のヤクルト戦(神宮)に延長11回、3―5でサヨナラ負け。3連敗で借金は「2」となった。

 4番・中田翔内野手(34)が8回に起死回生の一発を放った。2―3で迎えた8回二死からヤクルト3番手・木沢の甘い変化球をフルスイング。打球は弾丸ライナーで竜党の待つ左翼スタンドへ飛び込んだ。

「打ったボールはフォークだと思います。浮いてきたボールをうまく打つことができました。良かったです」。3月31日以来、約1か月ぶりとなる3号ソロを放った中田には、スタンドのドラゴンズファンから大歓声と拍手が送られた。

 だが、中日は9回二死満塁、11回二死一、二塁のチャンスをものにできず、勝ち越すことができない。すると延長11回、中日8番手・勝野が無死一塁から塩見にバックスクリーン直撃のサヨナラアーチをくらってジ・エンドとなった。

 ヤクルト打線(7安打)の倍となる14安打を放ちながら、課題の決定力不足がこの日も露呈。中日は最下位・広島とゲーム差なしの5位に転落となった。