イングランド・プレミアリーグのアーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋(25)の契約延長を懸念する指摘が飛び出した。

 アーセナルは3月に、冨安との契約を延長したと発表。複数の英メディアによると、期間は2026年6月末までで、1年延長のオプションもついているという。当時、冨安はクラブを通じて「このクラブに僕の将来をささげることを決めた」とコメントした。

 ミケル・アルテタ監督らからの信頼の証しだが、英メディア「アーセナル・インサイダー」は「アーセナルは冨安健洋と新契約を結んだ。この日本人スターが優れた選手であることに疑いの余地はない。冨安はアーセナルで最高の1対1のディフェンダーと呼ばれている。しかし、ケガが多い冨安は、必要な時に必要なだけの出場機会を得ることができない」と指摘した。

 その上で「25歳の選手を現金化し、より信頼できるフィットネスを持つ選手と交代させることが、最も賢明な行動であるという議論がある」。2021年夏の加入後、主に右サイドバックで、すぐにポジションをつかんだが、毎年のように負傷離脱を繰り返していることがネックというわけだ。

 さらに同メディアは、契約延長の方向で進んでいるベルギー代表FWレアンドロ・トロサール(29)、イタリア代表MFジョルジーニョ(32)と合わせて「3選手がクラブの将来の足かせとなる可能性がある」と主張している。

 冨安は自らのパフォーマンスで契約延長にふさわしい選手であることを証明していくしかなさそうだ。