MLB通算4256安打の最多安打記録を持ち、野球賭博で球界を永久追放されているピート・ローズ氏(83)がドジャース・大谷翔平(29)について語った。元通訳の水原一平容疑者(39)が引き起こした詐欺事件についてローズ氏はブレットブーンポットキャストで「学校や大学で一緒にいた友達が通訳者になって当座預金口座から450万ドル(約6億8800万円)を引き出し、何も言わないなんて、そんな口座を持つのは嫌だ」と冗談交じりに話した。

 そのうえで「その男が何をしたのかは分からない。大谷がギャンブルが好きかも分からない。彼の通訳は好きだったんでしょうね。リーグとスポーツとって非常に重要な存在なので、クリーンであることを願っている。彼が私と同じようにルールを破った選手の1人になってしまったら球界に悪影響を与えることになる」と続けた。米メディア「スポーツキーダ」が伝えている。

 レッズ時代にギャンブルにハマり、スポーツとの結びつきを熟知しているローズ氏は「選手たちが誘惑にかられるのは分かる。いますぐ球場に行って窓口に行って試合に賭けることだってできる。ブックメーカーは関与しない、すべて合法だ。それがゲームにとっていいのか悪いのか分かりません」とたとえ合法であっても答えは出ないとした。