テレビプロデューサーでタレントのデーブ・スぺクターが10日、MBSテレビ「よんチャンTV」にVTR出演。ドジャース・大谷翔平投手の元通訳・水原一平被告をめぐるギャンブルスキャンダルの〝テレビシリーズ化〟についてコメントした。

 発表によると、制作を担当するのは米大手映画会社「ライオンズゲート」のテレビ部門。大谷がメジャー移籍後、スター選手に上り詰め、ドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)契約を結んだ後、違法賭博の借金返済のために通訳の水原被告が大谷から1697万5010ドル(約26億4000万円)を盗み、事件が発覚し裁判にかけられるまでの一連の流れをドラマ化する予定だという。

 このニュースについてデーブは「それにしてもこんなに早く制作発表されるというのは、かなりビックリしました」と素直な心境を吐露。「ややこしいのは、水原一平、すなわち犯罪を実際に犯した人が(著作権などで)収益を得てはいけないことになっているんです。場合によってこのようなことが起きたら、被害者が『ドラマ化でお金もらうんだったら、その金くれよ』『返してよ』いうことになる。だから、(初めの計画から)被害者たちに回す、返すというやり方もある」と分析した。

 アメリカにおいて犯罪が絡むスキャンダルがドラマ化・映画化される流れはあるのか?については「今ほとんどと言っていいぐらい、ありとあらゆる事件はテレビや映画化されています」と語った。

 デーブのVTRはここまでだったが、デーブにインタビューした大吉洋平アナによると、「近ごろは『実話』が人気で、いろんなプロダクションが取り合いだった可能性がある」と語っていたという。

 またキャスティングについては「ある程度野球ができないといけないとか、体格もイメージと合っていなければいけないということで、もしかしたら日本人ではないアジアの役者がやる可能性もある」と指摘したそうだ。

 デーブによると、現在のハリウッドはネット電話などを使い、全世界でキャスティングをしているそうで「今は無名かもしれない日本人の役者」が大谷役に抜てきされる可能性もあると推理していたという。

 さらに大吉アナは「デーブさんは、『今ハリウッドでも日本人の役者は大勢活躍してる』と。例えば水原一平被告は?といったときに、『真田広之さん、今アメリカでとても人気ある』と話していた」と紹介していた。