オランダ1部で日本代表FW上田綺世(25)の所属するフェイエノールトのメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネス(23)の争奪戦にイタリア1部ACミランが参戦する。

 ヒメネスは今季リーグ23得点をマークするなど高い得点力が評価されているストライカー。スペインメディア「FICHAJES」によると「ACミランは、来季はパウロ・フォンセカ監督が率いることになっており、センターフォワードの発掘は最優先事項」とし「素晴らしいシーズンを過ごした選手(ヒメネス)への関心を再燃させた」という。

 ヒメネスの移籍金は6000万ユーロ(約101億4000万年)とみられており、高額の資金が必要になるが、同メディアは「メキシコ選手のファンはミランだけではない。多くの障害が立ちはだかっている」と指摘するように、前指揮官アルネ・スロット監督が率いるイングランド・プレミアリーグのリバプールやトットナム、スペイン1部アトレチコ・マドリード、イタリア1部ナポリが獲得への興味を示しているという。

 所属のフェイエノールトはヒメネスの退団は不可避として「(移籍の)準備を進めている」というが、安売りするつもりはないだけに、交渉の行方が注目される。