松の川遊歩道(緑道)の会(田邊美紗代会長)は5月11日、松の川緑道=下田町=で30回目の「松の川緑道まつり」を開催した。

同会は、1983年から緑道の自然保護や野生植物の魅力発信などを目的とした活動を実施している。活動の発表や交流の場にもなっている同まつり。鉢物植物の展示や生ごみを活用した肥料作りコーナー、アルプホルンの演奏、地域の子どもによるミサンガ作り、下田小学校4年・6年生の緑道の環境保全のための啓発作品の展示などが行われた。

初めての催しとして、翌日の母の日に合わせ、折り紙でカーネーションや紫陽花などを作るワークショップも企画。子どもから大人まで多くの人で賑わい、同会のメンバーや地域の人らの笑顔が溢れた。

田邊会長は、「人間は自然の一部で、土でできている松の川緑道から地球の力をもらっている。これからも、野生植物を大切にして、良い環境をコツコツと守っていきたい」と口にした。