アメリカ政府が5月14日に核爆発を伴わない臨界前核実験をネバダ州で行ったことを受け、川崎市は5月20日、「強い憤りを覚える」として、バイデン大統領宛の抗議文を駐日米国大使館に送った。

抗議文は「『核兵器廃絶平和都市宣言』を行った日本の地方自治体の首長として、あらゆる核兵器の存在と核実験の実施に反対する」と述べ、「今後一切、あらゆる核実験を中止し、率先して核兵器廃絶に取り組む」ことを強く要請した。

また、川崎市議会も同日、バイデン大統領とエマニュエル駐日米国大使宛に「核兵器の廃絶を願う全ての人々の思いを踏みにじる行為」との抗議文を送った。