建物の老朽化で新たに整備が進められていた京町通交番(川崎区小田)が完成し、5月20日に運用を開始した。

京町交番は、1925(大正14)年10月、池田町に池田町派出所として開設されたことがはじまり。81(昭和56)年に老朽化と周辺道路の拡張のため、現在の小田1丁目に移転し京町通派出所として開設した。

新たな交番は軽量鉄骨の2階建て。窓口には、天板付き防御壁が設けられ、署員が休憩などに使う多目的事務室を1階に整備し、2階の仮眠室を新しくした。

視察に訪れた川崎警察署の加藤和男署長は「警察官として初めて勤務したのが京町通交番で思い出深い」と振り返り、「リニューアルして署員にとっては勤務しやすく、地域住民にとっては親しみやすくなった。まちに愛される交番になってほしい」と期待した。