つきみ野在住の平井瑞希選手(日大藤沢高校3年)が今年7〜8月に開催されるパリ五輪の競泳女子100mバタフライ日本代表に内定したことを受け、5月16日に大和市役所で古谷田力市長を表敬訪問した。目標については「メダル獲得」と明かした。

平井選手は今年3月に開催された「国際大会代表選手選考会」の女子100mバタフライで56・91秒を記録し、「あこがれの選手」だという池江璃花子選手を抑えて優勝した。「ゴールタッチした瞬間はすごくうれしかった」と、当時の心境を振り返った。

平井選手は2007年3月に愛知県刈谷市で生まれた。水泳を始めたのは4歳からで、高校進学を機に家族で市内つきみ野へ移住。現在は学校生活を送りながら、日々練習に励んでいるという。

表敬訪問で古谷田市長は「開催までの2カ月、努力を積み重ねていただき、市民、そして国民に勇気と感動を与えていただきたい」と激励した。古谷田市長が持参した獅子舞で「がぶり」と邪気を払うと、会場は和やかな雰囲気に包まれた。

当日は平井選手が所属する「アリーナつきみ野スポーツクラブ」の野口恒明支配人と萱原茂樹ヘッドコーチも出席した。野口支配人は「大変誇らしく思う」と内定を祝福し、萱原ヘッドコーチは「『ここ一番』という所ですごい集中力を発揮する選手」と、平井選手の強みを語った。