2進法とは0と1だけで数を表す記法のことで、それによって表された数を2進数と呼びます。コンピューターの電子回路などで使われているため、その名前を聞いたことがあるという人も多いでしょう。

2進法で表された数は「101」、「1001110」などのように、0または1の数が各位で連続することになります。2進数での数の数え方を小さいものから順に考えると、次のようになります。

■10進法 → 2進法

0 → 0

1 → 1

2 → 10

3 → 11

4 → 100

5 → 101

6 → 110

7 → 111

8 → 1000

9 → 1001

10 → 1010

0と1しか使えないため、1の次に大きい数は「2」にはならず、位がひとつ増えて「10」になります。

同じ要領で進めていくと、1を1番目とした際の10番目の数は「1010」の4桁で表されることがわかります。

ちなみに、われわれが普段当たり前に使っている数の数え方は「10進法」と言います。これもいくつかの数の記法のうちの1つでしかないのです。0から9までの10種類の数を使ってものの大小を表しているので、10進数となります。