(写真:Catsu/PIXTA)

総務省が4月30日に発表した2023年10月時点の住宅・土地統計調査(速報値)によると、国内の住宅総数に占める空き家の割合は過去最高の13.8%となった。

調査は1948年以来5年ごとに実施しており、2023年の住宅・土地統計調査はその16回目に当たる。

本稿では、都道府県別に空き家率が高い順にランキングを作成。また全国の様相が一目でわかるよう、色分けした日本地図も最終4ページ目に掲載している。

上位と下位で大きな差

空き家の増加は、建物の劣化による倒壊の危険、景観や治安の悪化といった問題につながる。

都道府県別にみると空き家率が最も高かったのは徳島県(21.24%)で、次いで和歌山県(21.17%)、山梨県(20.47%)が続いた。

一方、空き家率がもっとも低かったのは沖縄県(9.30%)だった。東京都(10.95%)は全国で4番目に低かった。

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