周辺で桜の名所として知られるのは小金井公園だが、それ以外にも公園が充実している。駅前の案内板では5つの公園を紹介しており、腹ごなしにいくつか回ってみることにした。

もう桜というにはやや遅いし、小金井公園に行くのは芸がない。そこでまず、都立野川公園へ。

野川公園 色褪せ加減に味がある、野川公園の案内図(筆者撮影)

テニスコートやバーベキューができる広場に、ただただ広い原っぱ。公園に対する「この要素、あってほしい」が詰まった空間が広がる。

野川公園 とにかく原っぱが広い(筆者撮影)

アヒル、ニワトリ、カメを散歩させる人に遭遇

何をするでもなく歩いていると、アヒルとニワトリ、カメを散歩させている人がいた。人間に慣れているのか、近付いても逃げずに触らせてくれる。ニワトリのとさかなんて生まれて初めて触ったかもしれない。武蔵小金井の、懐の深さを感じる瞬間となった。

野川公園 四季折々の野草や野鳥、昆虫を見られる自然観察園(筆者撮影)

野川公園 一歩踏み入れると緑と静けさに包まれる(筆者撮影)

せっかくなので、もう一つ、同じ都立の武蔵野公園へ。野川公園は、比較的自然をそのまま民草に開いたような公園という印象を受けたが、こちらはまず「武蔵野の泉」という大きな噴水がお出迎え。

武蔵野の泉 まるで遺跡のような武蔵野の泉(筆者撮影)