地上攻撃もできる無人機。

「このような標的を撃墜することはあまりない」

 ウクライナ南方航空団指令部広報部は2024年4月1日、オデッサ対空ミサイル旅団がロシアの攻撃偵察無人偵察機「フォルポスト」を撃墜したと発表しました。

 同機はイスラエルのMALATが開発した無人航空機「サーチャー 」をロシアでノックダウン生産し、改修したものです。「サーチャー」にはない能力として対地攻撃能力があり、空対地ミサイルの搭載と発射機能を有します。

 ロシア軍の中では高価な無人航空機にあたり、機体価格は1機で約600〜700万ドルとされています。

 今回撃墜した機体は4月1日に行われた空爆の偵察のため、黒海を飛行していたようです。ウクライナの戦場ではなかなか前線に姿を現さない機体のようで、南方航空団の広報部は「このような標的を撃墜することはあまりない。最も高価な攻撃ドローンのひとつに命中させることができた」としています。なお、撃墜方法に関しては明らかにされていません。

※一部修正しました(4月4日19時35分)。