NTT西日本の子会社から900万件を超える顧客情報が流出した事件で、不正に外部へデータを持ち出すなどして不正競争防止法違反の罪に問われた兵庫県西宮市の景山昌浩被告(63)の初公判が5月23日、岡山地裁津山支部で開かれ、景山被告は起訴内容を認めました。検察側は、懲役3年、罰金100万円を求刑し、即日結審しました。判決は7月11日に言い渡されます。
起訴状などによると、景山被告は昨年1月、派遣社員として勤務していたNTT西日本の子会社で、岡山県鏡野町の山田養蜂場の顧客の氏名や住所、電話番号など3万2700人余りのデータを不正にダウンロードし複製。名簿業者にメールで送信し売却したものです。