珍しい色の生き物を調査しました。
出雲市に住む視聴者からピンクのバッタを捕まえたと投稿が届きました。
実物を見に現地へ行くと意外な展開が待っていました。

5月2日、「ピンクのバッタを見つけました」というコメントとともにFNNビデオポストに投稿された写真。
虫かごの中にいる小さなバッタ。
確かにピンクです。

この正体を調べるべく向かったのは出雲市大社町。
出迎えてくれたのは松原さん親子。
ピンクのバッタを捕まえたのは小さな虫取り名人・要くん3歳です。

村上遥アナウンサー:
「送られてきたピンクバッタの写真の実物がこちらです。結構ピンク色ですね」

触角からおしりまで全身がピンク。

村上遥アナウンサー:
「体長は約1センチです」

虫取りが大好きな要くん。

母・陽菜子さん:
「1時間ぐらい探して休憩してまた探しに行く」

このバッタを見つけた2日も保育園から帰宅後、いつものように自宅の畑で虫取りをしていました。

母・陽菜子さん:
「私はここで畑に水まきとかしてて、子どもがその辺でバッタ捕まえてて、そしたらかかーって呼ばれて行ってみたらピンクのバッタを持ってて」

村上遥アナウンサー:
「どこでピンクのバッタ見つけたか教えて」

要くん:
「あっちの方」

その場所へ行き、しばらく話を聞いていると…。

ピンクのバッタを発見。
さらに数分後…。

もう1匹見つけました。
次々と見つかったこのピンクのバッタ、正体は一体…、
専門家に聞きました。

三瓶自然館サヒメル昆虫担当・皆木宏明さん:
「恐らくヒナバッタという種類のまだ子どものバッタではないかなと思います。突然変異で時々こういったピンク色のバッタが出るということが知られています」

日本国内に広く分布するヒナバッタ。
通常の個体は茶色ですが、当然変異でピンクになる個体もいるとのこと。
そのレア度は…。

三瓶自然館サヒメル昆虫担当・皆木宏明さん:
「100匹から数百匹に1匹はいるんじゃないかなと思います」

皆木さんによると目立つピンクの個体は天敵に見つかりやすいことから、生存確率が低く、かなり希少価値が高いといいます。
そんなレアなバッタを3匹もゲットした要くん。
将来の夢は…。

母・陽菜子さん:
「大きくなったら何になりたい?」

要くん:
「ちょうちょ」

可能性は無限大です。