200年以上の歴史を誇る「出町子供歌舞伎曳山祭」が富山県砺波市で行われました。少子化の影響で子役が減少。初めての公募で集まった児童6人が迫力ある演技を披露しました。

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「出町子供歌舞伎曳山祭」は出町神明宮の春の祭礼として200年以上前から行われていて県の無形民俗文化財に指定されています。

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例年、地元の3つの町が輪番で芝居を上演していましたが少子化の影響で子役が減少。初めて公募をおこない出町小学校の児童6人が町の垣根を超えて集まり開催にこぎつけました。

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ことしの演目は「奥州安達ヶ原三段目平安時代に東北で勢力を築き都に滅ばされた安倍一族の再興を誓う貞任・宗任兄弟による復讐とそれに関わる家族の悲劇を描いたものです。

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豆役者たちは、厳しい稽古の、末美しくも、力強い演技を見せて観客を魅了していました。

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地元の人:「久しぶりに見させていただいて感動しました。子どもたちを応援したいと思います」

立山町から来た人:「うちの村なんか祭りもうできなくなっていますし。裏方の人の努力がすごいんだろうなという気がします」

お君役・近藤あかりさん(小2):「いっぱいの人が見ている前で芝居をするの、ちょっと緊張した」

出町子供歌舞伎曳山祭りは30日も行われ、出町地区の5か所で歌舞伎が上演されます。

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