生徒数の減少や、教員の負担軽減のため、山形県がすすめている休日の部活動の地域移行。

移行の割合を高めるため、きょう、山形市で会議が開かれ、成果や成功事例が共有されました。

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きょうの会議には、県や市町村の担当者が集まり、昨年度は全ての市町村に地域移行を検討する組織が設置されたほか、およそ3割の部活動で地域移行が進んだことが
報告されました。

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その一方で。

県教育局学校体育保健課 村上周一 課長「若干市町村の進捗に差が見えてきているのも正直なところ」

県では今年度中に地域移行の割合を3分の2に引き上げたいとしていて、会議では、成功事例として3つの市と町の取り組みも共有されました。



尾花沢の担当者「運営の母体が保護者ということが大きな特徴です」

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尾花沢市では今年度、「おばなざわ未来クラブ」を立ち上げ休日のクラブ活動の運営を始めました。

主な運営は保護者が行い、それを市がサポートします。保護者は、練習や練習試合の調整、運営費の設定のほか、子どもたちへの指導も行います。

それに対し市は、活動場所の確保、送迎バスの運営、活動保険の加入を行います。

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さらに指導者会を開き、保護者の指導技術の向上も図るなど、保護者と自治体で
役割分担をしています。

県教育局学校体育保健課 村上周一 課長「初年度で3割(が地域移行)はすごくがんばっていただいた結果。これから進むべき方向性が詰まっている事例紹介だった。35市町村で共有してそれぞれ何から進めるか」

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県では今年度から新たに、3人のアドバイザーを配置したり、県スポーツ協会との
指導者研修会を行ったりするとしています。

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