ドルに対する円安が歴史的な水準となっています。「防衛ライン」とみられていた152円を突破し、153円台前半にまで下落しました。再び加速し始めた円安で、多くの人や店に影響が出ています。

■ステーキ“ピンチ”…円安で値段倍以上に

ステーキ店“ジレンマ”

 鉄板の上でおいしそうな音を立てる牛肉のハラミステーキ。今、このステーキがピンチを迎えています。

ヌーベルバーグ 清水恒章オーナー
「もうつぶれそう」
メインはステーキとハンバーグ

 東京・墨田区にあるヌーベルバーグは、ステーキとハンバーグがメインの店です。創業18年のこの店では、ステーキにアメリカ産の牛肉を使っていますが、記録的な円安の影響で、12年前と比べて仕入れ値が3倍になっているというのです。

清水オーナー
「クオリティーがある程度あって、安く手に入っていたのが、もうどこもアメリカ産なんて安くは買えない」
倍以上の値段に

 12年前と現在のメニュー表を比べてみると、300グラムのステーキは1750円だったものが、4180円と倍以上の値段になっています。

清水オーナー
「単純にお客さんが離れちゃいますよ。値上げが原因で離れる人もいたり。あとは昔を知っていて、こんなに高かったかなと、メニュー見て驚いて帰る人もいる。仕入れもこんな状況なんだと伝えようにも伝えられない。ジレンマですね」  

 300グラムのステーキが1750円だった2012年5月の円相場は、1ドル=79円台。しかし、先週は1ドル=153円台と、34年ぶりの円安水準になりました。


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