「物価の優等生」と言われる「もやし」が1袋で3円ほどの値上げをしたことで、消費量が減ってしまい、生産者たちが悲鳴を上げています。

■物価高…もやし生産者に及ぼす影響とは?

もやし価格上昇

 天候に左右されず、工場で大量に生産できることから、いつでも安い価格で売られているもやし。しかし、近年は物価高の影響を受け、多くの生産者が苦しんでいます。

もやし生産者協会 林正二理事長
もやし生産者協会 林正二理事長
「原料である中国産の緑豆が大変な値上がりが起きたわけです。一時期の3倍ぐらいに上がってしまって、今も高止まりしている状況なんです。もやしの値段を上げるのがなかなか難しい」

 もやしの値段は全国一律で決まっているわけではなく、生産者と小売店の交渉によって決まります。この20年ほど価格は変わっていませんでしたが、現状を打破すべく、価格交渉を重ねてきました。  

値上げによる消費量の減少

 その結果、1年でわずかな値上げに成功しましたが、林理事長は次のように述べます。

林理事長
「(一袋)3円ぐらい上がるのが、やはり消費者にとってみれば、すごい値上がりというような感じで取られてしまうんですね。もやしの売れ行きが悪くなってしまった」

 上げ幅は約10%ですが、金額にすれば200グラム入った袋で3円ほど。しかし、それでも消費量は減ってしまったのです。


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