歌舞伎俳優・中村勘九郎(42)、中村七之助(40)らが28日、東京・新宿区の歌舞伎町で行われた「新宿歌舞伎町大歌舞伎祭『大お練り&舞台挨拶』」に出席した。
5月3日から歌舞伎町の劇場「THEATER MILANO-Za」で「歌舞伎町大歌舞伎」を開催。この日、勘九郎らはモア4番街から同劇場がある東急歌舞伎町タワーまでを人力車に乗って練り歩き、多くの見物客に笑顔で手を振った。沿道からは「中村屋!」「待ってました!」の大向こうも飛んだ。
お練り後は舞台挨拶に登壇。東京出身の勘九郎は、「全国いろいろな所でお練りをやってきたけど、東京でお練りって小っ恥ずかしかった」としながら、「なかなかできない経験をさせていただいた。人力車に乗って靖国通りを横断なんて一生に一度できるかできないかの体験」と充実感をにじませた。
また、沿道からの声援に感謝を伝え、「今度は私たちが舞台から皆様方にパワーをお返しする番。『楽しかった。また来たい』と思っていただけるよう、一生懸命、誠心誠意演じたい」と力を込めた。
七之助も、「本当に不思議なお練りを体験させていただいた」と語り、「学生時代に新宿で遊んでいた。会場近くのボウリング場は、私が人生で最高スコアを出した場所」と述懐。「デートだったけど、(プレーに)集中して二度とその女性とはデートできませんでした」と明かした。