洪水被害を防いでくれるある施設も人気となっています。

 埼玉県春日部市にある「防災地下神殿」です。

 地底50メートルを流れる世界最大級の「首都圏外郭放水路」の施設のひとつで、およそ67万トンを貯水できることから大雨による洪水を防ぐ役割を担っています。

 去年6月、台風2号の影響で利根川水系の支流である一級河川・中川などから水があふれ出た際には、一時的にその水をこの防災地下神殿にためて、その後、量を調整しながら江戸川に放水しました。

ツアー参加者
「壮大なスケールのものが地下にあって、それがつくられて人が守られていると思うと感動しました」

 「防災地下神殿」では一般の見学コースも設けられていて、2023年度には6万人以上が訪れたということです。